そもそもNISAって?
こんちわっす!
今持っている株はNISA枠で買っているここあです。
最近はNISAだけでなく、つみたてNISAも始まり投資しやすい環境が整ってきました。
ただ、正直NISAとかよくわからないっていう人が多いかと思います。
今回はNISAをやると何がお得なのかということを見ていきます。
NISAとは
NISAの正式名称はNippon Individual Savings Accountで、
イギリスのISAを参考に作られました。
ちなみに、NISAを日本語で書くと少額投資非課税制度です。
個人にNISA口座が割り当てられ、
その口座内であれば投資信託や株式の配当金や譲渡益が非課税になります。
通常、株式の配当金や譲渡益には20%ほどの税金がかかります。
通常なら株で100万円の利益が出ても、20万円が税金で持っていかれるのですが、
NISA枠で購入した株を売って得られた利益であれば税金は発生しないのです。
NISAの種類
NISAには3種類あります。
それぞれ、NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAがあります。
それぞれの違いを見ていきましょう。
NISA | つみたてNISA | ジュニアNISA | |
対象年齢 | 20歳以上 | 20歳以上 | 19歳以下 |
対象商品 | 株式(国内・海外)・投資信託・ETF (国内・海外)・ETN・REIT | 投資信託 | NISAと同様 |
年間限度枠 | 年間120万円 | 年間40万円 | 年間80万円 |
非課税期間 | 投資した年から最長5年間 | 投資した年から最長20年間 | NISAと同様 |
払出(出金) | 制限なし | 制限なし | 18歳まで不可 |
それぞれ違いがありますね。
ほとんどの人はNISAかつみたてNISAの2択になるかと思います。
それぞれどのような人が向いているか、長所や短所について見てみましょう。
NISA
メリット
まずはNISAのメリットを見ていきましょう。
自由度が高い
NISAで購入可能なのは投資信託の他にも、
国内株式や海外株式、海外ETFも購入可能です。
また、購入タイミングも自由で普通の株式売買の感覚で行えます。
つみたてNISAと違って自由度が高いのがメリットですね。
年間の枠が多い
NISA枠で購入可能な金額は年間120万円になっています。
自分のような低収入サラリーマンには(ウッ・・・)十分な枠の大きさではないでしょうか。
デメリット
NISAのデメリットを見てみましょう。
非課税期間が短い
NISAで非課税期間なのは5年間です。
つみたてNISAでは非課税期間が20年ですので、
非常に短く感じてしまいますね。
ちなみに、5年経つとNISA枠のものは一般口座や特定口座に移すか、
新しいNISA枠に移す(ロールオーバー)するか、どちらか選ぶことができます。
色々投資したい人向け
NISAが向いているのは、いろんなものに投資したい人です。
NISAでは投資信託だけでなく、国内株式や海外株式、海外ETFなども購入可能です。
つみたてNISAと違って自由度が高いのがメリットですね。
国内株式も購入可能なので、株主優待投資にも利用可能です。
NISA枠でもちゃんと株主優待は届きますよ。
つみたてNISA
メリット
続いて、つみたてNISAのメリットをみていきましょう
非課税期間が長い
つみたてNISAは非課税期間が20年と非常に長く設定されています。
20年あれば、仮に5年、10年後にリーマン・ショック級の暴落が来ても、
残りの期間で価格は元に戻るでしょう。
非課税期間を過ぎた時はNISAと同じように
ロールオーバーか一般口座や特定口座に移すか選ぶことができます。
つみたてNISAに一本化される可能性
NISAの項目でも書きましたが、今後NISAが廃止され、
つみたてNISAに一本化される可能性があります。
一本化された際も今までと同じように利用できると思われるので、
その辺りの懸念事項は無くなりますね。
デメリット
自由度が低い
NISAでは株式やETFなども購入することもできましたが、
つみたてNISAでは投資信託のみとなっており、
購入できる投資信託も国が定めた基準を満たした投資信託のみとなっており、
ごく一部の投資信託しか購入できません。
株式が買えないので株主優待投資を行うこともできません。
ただ、この自由度の低さは投資初心者にはメリットでもあります。
現在投資信託は非常に多く、投資初心者にはなにを選べばいいのかわからないほどです。
また、投資信託が多くても投資に値する投資信託はごくごく一部の投資信託のみで、
大半の投資信託はありえんゴーーーミって感じです。
そんな中、国が定めた基準を満たした優良(なものとゴミよりはまだマシ)な
投資信託に絞られているので、大きな失敗はしないようにできています。
株式投資に慣れている人には物足りない制度ですが、
投資初心者向けの制度と考えるとメリットでもあります。
年間限度枠が低い
NISAでは年間120万円まで非課税になりましたが、
つみたてNISAでは年間40万円が限度になります。
つみたてで購入していくので、月当たり33,333円ほどですかね。
これくらいであれば、毎月の貯金レベルの金額なので使い切れるのではないでしょうか。
投資初心者やインデックス投資家向け
つみたてNISAでは購入できる投資信託が制限されていて自由度が低いですが、
その代わり、投資しても大丈夫だろうと国が判断したものしか残っていません。
投資初心者はまずつみたてNISAから投資を始めてみてはいかがでしょうか。
また、投資信託をメインに投資しているインデックス投資家も
つみたてNISAには合っていると思います。
年間の投資できる金額は少ないですが、ドルコスト平均法になりますし、
非課税期間も長いので、毎月購入する分はつみたてNISAにして、
スポット買いも暴落時に行うといった投資はいいのではないでしょうか。
まとめ
今回はNISAとつみたてNISAについてまとめてみました。
それぞれメリットデメリットがあるので、
自分の投資方法やレベルに合ったものを選んでもらえればと思います。
ではまた!
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