分散投資はどこまで分散?
こんちわっす!
確定拠出年金では世界中に分散投資を心がけているここあです!
投資の基本は長期・分散・積立です。
以下の記事にてまとめています。
投資は分散をすることで、リスクを抑えることができます。
では、どこまで分散するのがいいのかということを今回考えてみようと思います。
投資対象の分散
まず、何に投資をするのかという問題があります。
株式、債券、不動産、金、仮想通貨などなど投資対象は色々あります。
ただ、投資対象を分散するにあたって大切なのは値動きが違うものに分散するということです。
いくら投資対象を分散しても同じような値動きをしていては分散の意味がありませんからね。
よく株式と債券は逆の動きをすると言われるので、この2つを組み合わせるのは定番です。
日本の年金も株式と債券を組み合わせて運用しています。
他にもREIT(不動産投資信託)も証券会社で取引できるので組み合わせる人もいます。
ただ、REITは株式と似た動きをすることが多いので株式と組み合わせる意味はあまりないかもしれません。
さて、投資の基本は長期・分散・積立と言いました。
長期で運用する前提に立った場合、どれだけお金が増えるかはその商品のリターンによります。
一般的に、債券よりも株式の方がリターンがいいです。(当然リスクも高い)
株式と債券に分散した場合、債券を組み込んだ分だけ、リスクと共にリターンも下がってしまいます。
日本年金機構のように、運用しながら取り崩していくならリスクは低くしたほうがいいですが、
iDeCoなどのように長期間運用し、取り崩したりしないのであれば、
一時的に価格が暴落しても問題はないため、リスクを高めても問題ないと思います。
私はiDeCoに関しては、運用資産に関しては100%株式の投資信託で運用しています。
もちろん、運用資産を100%株式で運用しつづけていると、
お金を引き出す直前にリーマンショック級の暴落があった場合に
大変なことになってしまいますので、年齢に合わせて運用の割合は変えていきます。
ただ、若いうちはリカバリー可能なので、
高いリスクをとって積極的な運用をしてもいいのかなと思います。
投資地域の分散
投資対象の分散とも絡みますが、投資地域の分散についても考えてみます。
投資地域の分散というのは、
日本株式の投資信託を買うのか、世界中の株式の投資信託を買うのか
といったような話です。
我々日本人としても、日本の会社の株式の方が不安もなく、イメージしやすいと思います。
私もイメージしやすさで言えば日本の会社の方がイメージしやすいので、
まだ個別株式は日本の会社のものしか持っていません。
ですが、今後の経済の成長を考えた時に日本の株式だけでいいのかと言われると、
胸を張って”日本の未来は明るいから大丈夫!!”と言えますか?
少なくとも、私は言えません・・・。
なので、長期投資であれば日本だけでなく、
海外にも投資をしていくほうがいいでしょう。
となると、どのくらい海外にも投資をすればいいのかという問題があります。
世界中に分散投資
世界中の成長を取り込むという考えからすれば、先進国や新興国関係なく、
世界中の株式に投資する投資信託を購入していくことがベストでしょう。
世界中の株式に投資する投資信託でいうと、以下のようなものがあります。
- EXE-i つみたて グローバル(中小型含む)株式
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
eMAXIS Slimについては、日本は含まれていないので
日本への投資は自分で行う必要があります。
これらを利用すれば、先進国、新興国含め、世界中の成長を取り込むことができます。
世界中の成長と同じような成長が欲しいとなると、
これらの投資信託を買っていけばいいのですが、少しでもリターンを上げるとなったら
先進国と新興国でどちらのリターンが良いかを考え、比重をあげることとなります。
そうなると、先進国と新興国、どちらに投資するのがいいのでしょうか。
先進国に分散投資
現在、株式の時価総額はどちらが多いのかというと圧倒的に先進国です。
世界に名だたる企業は基本的に先進国ばかりにありますから、
当然と言えば当然です。
先進国の株式に分散投資をする場合、以下のような投資信託があります。
- eMAXIS Slim 国内株式(先進国株式)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- EXE-i つみたて 先進国株式
これらの投資信託は先進国の株式に投資を行います。
新興国ほどのリスクはないため、リターンも新興国ほどではないと言われています。
しかし、先進国と新興国の差として、株主への還元に対する意識の差というものがあります。
先進国、特にアメリカは株主に対する還元を非常に重視しています。
そのため、積極的に自社株買で株価を上げたり、配当を積極的に行っています。
新興国に分散投資
新興国に投資を行う投資信託には以下のようなものがあります。
- EXE-i つみたて 新興国株式
- eMAXIS Slim 国内株式(新興国株式)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド
現在、世界的名だたる企業の大半は先進国にありますが、
今後新興国からそういう企業が生まれてもおかしくありません。
消費が活発になる人口ボーナスは先進国では終わっていますが、
新興国はまだまだこれからです。
こう考えれば、新興国に投資していくのがいいようにも思えます。
一方で、新興国が発展していくには、先進国からの援助が不可欠です。
そうなると新興国に援助している先進国の企業は新興国が発展すれば、
その利益を享受することができますし、グローバル企業であれば、
新興国のマーケットを対象にしたビジネスも展開しているので、
新興国の発展を受けて先進国も十分発展するとも考えられます。
新興国のデメリットとして、先進国の株式市場と違ってアクセスの自由度が低いことと、
政府の権限の強さから、突然大きな介入が発生しかねないといったことがあります。
まず、株式市場へのアクセスの自由度の低さから、
手数料が高くなり(実際、投資信託の信託報酬も高い)、株価が適切でない可能性があります。
自由に誰でも株式を売買できることで、株式は適切な価格に落ち着きますが、
自由度が低いと適切な価格になっていない可能性もあり得るのです。
先進国か新興国か
先進国重視か新興国重視かどちらがいいのかはわかりません。
未来は見通せないわけですし・・・・。
個人的な考えでは、先進国に投資しておけば、新興国の発展や人口ボーナスによる利益を
間接的に受け取れると考えられるので、先進国に投資するのが無難と考えています。
先進国を重視するか、新興国を重視するか、
もしくは世界中の株式に投資していくか、
それはみなさんそれぞれが考えて投資していきましょう。
まとめ
今回は投資における分散について考えてみました。
投資の基本は分散ですが、何も考えずに分散するよりは、
多少の集中があってもいいと考えています。
だれだって、たくさんお金が増えたほうが嬉しいに決まっています。
ただ、集中した分リスクが上がることは理解した上で
投資をしていきましょう。
そして、投資は自己責任で!
ではまた!
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