筆者オヌヌメのインデックス投資信託

筆者オヌヌメのインデックス投資信託

こんちわっす!

確定拠出年金内ではインデックス投資をしているここあです!

昔は貯蓄をして定期預金に預けていればお金が増えていきましたが、
いまでは定期預金に預けても増えるお金は微々たるもので、
それどころか、コンビニATM手数料とかですぐに吹き飛びます。

政府も貯蓄ではなく投資をしていってほしいということで、
NISAやつみたてNISA、確定拠出年金といった制度をつくり、
国民に投資を促しています。

以前、インデックス投資がおすすめという記事を書きました。

負けにくい!インデックス投資法

今回はそのインデックス投資の投資信託の中でもおすすめの投資信託を紹介しようと思います。

国内株式

まずは国内株式のインデックス型投資信託についてです。

国内のインデックスは代表的なものだと、以下の2種類です。

  • TOPIX
  • 日経平均株価

どちらも聞いたことはあるのではないでしょうか。

TOPIXは、東証一部に上場しているすべての株価を合計した時価を
ポイントにしたものです。

あくまでポイントであって、株の値段ではないので注意。

日経平均株価は、日本を代表する株255種類の株価の平均です。

平均といっても、単純に株価を合計して割った数値ではないのですが、
詳しいことは今回は省略します。

理解してもらいたいのは、TOPIXは東証一部のすべての株、
日経平均株価は日本を代表する一部の株のインデックスということです。

投資の基本は長期・分散・積立ですが、
分散の観点から言えばTOPIXの方がいいように感じられます。

ですが、分散のさせすぎはリターンが下がるという考えもあります。

東証一部全体の株ということは、それだけ、良くない株というのも混ざってしまいます。

一方、日経平均株価であれば、分散の観点から言えばTOPIXに劣りますが、
日本を代表する株だけで構成されているため、良くない株が入る可能性は低くなります。

良い(と思われる)株に集中するのでリターンも高くなりますが、
その分、ひとつの株が暴落した際の影響は大きくなるのでリスクは高まります。

どちらのインデックスを取るかは、皆さんがリスクとリターンをどう考えるかにもよりますので、
じっくり考えてみましょう。

さて、インデックスについて簡単な説明が終わったので、
お勧めの投資信託を紹介します。

TOPIX

まず、TOPIXに連動する投資信託のおすすめです。

 

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

信託報酬:年0.159%以内(税込0.17172%)

運用会社:三菱UFJ国際投信株式会社

 

まずはeMAXIS Slimシリーズです。

信託報酬がこの後紹介するニッセイのものと同率で最安になっています。

インデックス型の投資信託では、基本的にインデックスに連動する値動きをするので、
リスクやリターンはほぼ同じになります。

そのため、ほかの投資信託と差別化するには信託報酬がどれだけ安いか、
という点になっていきます。

このeMAXIS Slimシリーズは、他社がeMAXIS Slimより安い信託報酬を提示してきた場合、
それと同じか下回る信託報酬に設定し、業界最安値を維持すると表明しています。

であれば、このeMAXIS Slimを選択しておけば問題ないでしょう!

懸念点として、この後のニッセイと比べて、総資産が少ないというものがあります。

総資産が少ないと、インデックスとまったく同じ株の構成にすることができなかったりするので、
インデックスとの乖離が発生する可能性があります。

 

<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド

信託報酬:年0.159%以内(税込0.17172%)

運用会社:ニッセイアセットマネジメント

 

eMAXIS Slimと同率の<購入・換金手数料なし>シリーズです。(シリーズ名が長い・・・)

eMAXIS Slimが登場するまで、最安値クラスの信託報酬を維持してきた投資信託です。

そのため、eMAXIS Slimシリーズより歴史があり、投資家から預かっている資産額も大きいです。

その分、インデックスとの乖離が起こる可能性も少ないと思われます。

また、資産額が多いほうが信託報酬を下げやすいという面もあります。

資産額が大きくなればその分得られる信託報酬も多くなるので、
下げる余地が生まれるのです。

懸念点としては、eMAXIS Slimのように最安値を維持するといった表明はしていないので、
今後、ほかの商品に信託報酬が負ける可能性もありうるということですね。

とはいえ、今までも信託報酬合戦には対抗してきた実績もありますので、
まだまだ戦ってくれるのではないでしょうか。

日経平均株価

続いて、日経平均株価に連動する投資信託のおすすめです。

 

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)

信託報酬:年0.159%以内(税込0.17172%)

運用会社:三菱UFJ国際投信株式会社

 

再びeMAXIS Slimシリーズです。

※というか、最安値維持を表明しているので、
基本的にeMAXIS Slimシリーズは入ってきます、サーセン・・・

これは2018年2月に設定された出来立てホヤホヤの新しい投資信託です。

後発の投資信託だけあって、信託報酬も最安値です。

懸念点として、設定されたばかりなので、
いかんせん総資産額が少ないです・・・。

今後の資産の流入に期待ですね。

 

<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド

信託報酬:年0.169%以内(税込0.18252%)

運用会社:ニッセイアセットマネジメント

 

こちらも再び<購入・換金手数料なし>シリーズです。

信託報酬では0.01%、eMAXIS Slimに負けています。

この信託報酬の設定はeMAXIS Slimが登場して2週間後に設定されたものなので、
eMAXIS Slimを意識しての設定だと思います。

意識しても同率の信託報酬の設定はできなかったのでしょうか・・・。

私、気になります!

 

こちらの商品も、eMAXIS Slimより総資産額は多いので、
TOPIXのものと同じようにインデックスとの乖離の少なさや、
信託報酬の下げやすさ(これ以上下げられるのかは不明)はあると思います。

海外株式

続いて、海外株式のインデックス型投資信託です。

海外のインデックスにはいろいろありますが、
投資信託で使われている代表的なものを紹介しましょう。

 

先進国のインデックス

  • MSCI Kokusai
  • FTSE Developed all cap index(※念のため紹介)

 

MSCI Kokusaiは日本を除く先進国22カ国の株式を対象にした株価指数です。

Kokusaiと日本語になっているように、日本向けの指数なのでしょうね。

FTSE Developed all cap indexはMSCI Kokusaiとの違いとして、
日本および韓国が含まれています。

そのため厳密には海外株式ではありませんが、念のため紹介させてもらいます。

FTSE連動の投資信託を買うときは、日本も含まれていることを忘れないようにしましょう。

 

新興国のインデックス

  • MSCI Emerging Markets
  • FTSE Emerging Index

 

MSCI Emerging Marketsは経済が発展途上の新興国である東南アジアや中東、中南米の国や

中国やロシア(個人的には新興国なのかと疑問ですが・・・)の株価指数になります。

FTSE Emerging IndexもMSCIと同じように経済が発展途上の国々の株価指数ですが、
MSCIと違って韓国が含まれていないことが大きな違いになります。

では、それぞれのインデックスに連動する投資信託のおすすめを見てみましょう。

先進国株式

 

eMAXIS Slim 国内株式(先進国株式)

信託報酬:年0.1095%以内(税込0.11826%)

運用会社:三菱UFJ国際投信株式会社

インデックス:MSCI Kokusai

 

eMAXIS Slimシリーズです。

MSCI Kokusaiに連動する投資信託ではダントツに安いです。

次点の<購入・換金手数料なし>シリーズと比較しても大きな差です。

正直、ここまで安くして維持ができるのかと不安になるほどですが、
維持できない価格設定はしないでしょう。

この信託報酬の安さから、資産の流入も多くなっていますが、
まだ<購入・換金手数料なし>シリーズには届いていません。

 

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

信託報酬:年0.189%以内(税込0.20412%)

運用会社:ニッセイアセットマネジメント

インデックス:MSCI Kokusai

 

次点ということで、こちらも記載していますが、
信託報酬の差が大きいので、今まで以上にeMAXIS Slimがおすすめになります。

とはいえ、投信ブロガーがおすすめの投資信託を選ぶ”Fund of the Year”では
3年連続1位という実績がありますので、おすすめできる投資信託に違いありません。

 

EXE-i つみたて 先進国株式

信託報酬:年0.1069%程度(税込0.1155%)

運用会社:SBIアセットマネジメント

インデックス:FTSE Developed all cap index

 

厳密には海外株式ではありませんが、紹介します。

信託報酬としては、eMAXIS Slimを抜いて安い設定なので、
日本が含まれていることを理解したうえで運用するのであれば、
良い商品だと思います。

懸念点として、上の二つほど有名ではないうえに、販売している証券会社が限られているため、
総資産額が圧倒的に少ないです。

今後に期待の投資信託ですね。

新興国株式

 

EXE-i つみたて 新興国株式

信託報酬:年0.1804%以内(税込0.1948%)

運用会社:SBIアセットマネジメント

インデックス:FTSE Emerging Index

 

初めてトップにeMAXIS Slim以外が入ってきました。

インデックスがeMAXIS Slimと異なるので、純粋な比較はできませんが、
信託報酬は最安値です。

ただ、こちらも販売会社の少なさなどから総資産額が少ないという
懸念点は残ります。

 

eMAXIS Slim 国内株式(新興国株式)

信託報酬:年0.19%以内(税込0.2052%)

運用会社:三菱UFJ国際投信株式会社

インデックス:MSCI Emerging Markets

 

次点でeMAXIS Slimです。

MSCIのインデックスという視点で見ると、最安値であることには変わりありませんので、
こちらも十分検討する対象になります。

EXE-i つみたて 新興国株式ほどではありませんが、

これまでと同じように、総資産額が少ないことが懸念点です。

 

全世界株式

全世界の株式に投資するという投資信託の紹介です。
世界中に投資するので、これ一本に投資するだけで十分じゃないかという意見もあります。

 

全世界

  • MSCI ACWI(All Country World Index)
  • FTSE Global all cap index

 

MSCI ACWIは世界の先進国(日本を含む23カ国)と新興国(24カ国)の
株価指数になり、全世界の約85%をカバーしています。

FTSE Global all cap indexも同じように世界の先進国と新興国の
株価指数になりますが、MSCIとの大きな違いとして、
小型株まで含んでいるということがあります。

MSCIは大型・中型株のインデックスとなるため、世界の約85%のカバーになりますが、
FTSEは小型株まで含むので、世界の約98%をカバーしています。

MSCI以上に世界中への分散投資を行っているというわけですね。

 

では、おすすめの投資信託を紹介しましょう。

 

EXE-i つみたて グローバル(中小型含む)株式

信託報酬:年0.15%程度(税込)

運用会社:SBIアセットマネジメント

インデックス:FTSE Global all cap index

 

新興国株式の投資信託に続き、EXE-i つみたてシリーズです。

FTSE Global all cap indexを指数とするため、ほぼ世界中の株式に分散投資を行え、
それでいて信託報酬は年0.15%程度という非常に安い手数料という投資信託です。

後述する楽天・全世界株式インデックス・ファンドに対抗したような投資信託になっています。

懸念点としては、EXE-i つみたてシリーズ共通の総資産の少なさです。

 

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

信託報酬:年0.2396%程度(税込)

運用会社:楽天投信投資顧問

インデックス:FTSE Global all cap index

 

初めての楽天・バンガード・ファンドシリーズです。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017で1位に輝いた、人気のある投資信託です。

インデックス投資家で人気のETFである、バンガード社のVTという商品を
投資信託で購入できるようにしたものです。

EXE-i つみたてグローバルとインデックスは同じですが、
人気のため総資産額が多いことや人気のETFのVTに投資するだけというわかりやすさが
魅力の投資信託です。

 

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

信託報酬:年0.142%以内(税込0.15336%)

運用会社:三菱UFJ国際投信株式会社

インデックス:MSCI ACWI(除く日本)

 

先に紹介した二つと違い、MSCI ACWIをインデックスとし、
さらに日本が除かれている投資信託となります。

日本が除かれているため、厳密には全世界株式とは異なりますが、
紹介します。

eMAXIS Slimでも全世界の株式に投資するための商品が販売されていますが、
日本が含まれていないため、日本の株式については別に用意する必要があります。

そのため、日本の未来には期待ができないとか、
日本の株式については個別株で自分でやりたいという方には
逆に便利な投資信託となるでしょう。

まとめ

今回は長い記事になってしまいましたが、いかがでしたか。

インデックス投資の投資信託にもいろんな種類があり、
自分の考えにあった投資信託を選ぶ必要があります。

今回、自分なりに良い投資信託を選んだつもりなので、
これが皆さんの検討材料の一部にでもなれば幸いです。

今後もオヌヌメできる投資信託が見つかれば、随時紹介していきたいと思っています。

ではまた!